離婚を決意した瞬間とその後の葛藤

1. 愛しているのか、依存なのか?

最初は、離婚を決意することができませんでした。「愛しているのか、依存しているだけなのか?」その境界が分からず、心の中で何度も葛藤しました。離婚は負けだと思っていたし、家族を壊したくないという気持ちもありました。それでも、夫との関係は少しずつ壊れていきました。
それに加えて、子供に対する言葉や態度や暴力が私の心をさらに追い込んでいったのです。
やがて、私は「このままではいけない」と感じ始め、
そしてついに、一歩を踏み出す決断をしなければならないと思うようになりました。

2. 「話がある。離婚してほしい。」

忘れもしない、結婚記念日の夜。
子どもたちが寝静まったあと、私はついに夫に切り出しました。

「話がある。離婚してほしい」

その一言には、私の揺るぎない決意が込められていました。

夫は驚き、そしてすぐに浮気を疑い、「携帯を見せろ」と詰め寄ってきました。
けれども私は、静かに、ただ繰り返しました。

「浮気はしていません。それを証明するつもりもありません。
ただ――私の人生に、もうあなたは必要ないんです。離婚してください。」

3. 怒りと暴力の予兆

夫は怒りを爆発させ、手を振り上げて殴ろうとしました。

「頭冷やす。実家帰るわ。」

夫はそう言い残し、荷物をまとめて実家へ帰る支度を始めました。
その背中を見送りながら、私は

「あなたは帰れる実家があっていいね。私はどれだけ腹が立ったって一人で子供を置いてどこかに逃げることも実家を頼ることもできない。そういうとこだよ。さよなら。」

と告げました。

4. 子供たちの反応

夫はその後、別人のようになりました。

毎日仕事が終わるとまっすぐ帰ってきて子供たちをお風呂に入れ、学校のことを尋ね、まるで理想の父親のように振る舞っていました。子供が生まれてから一度もそんなことをしたことはありません。「ママがパパと一緒にいたくないみたいだからバァバのおうちに帰るね。また明日ね。」と毎晩子供を抱きしめて実家に帰っていくのです。

子供たちが「生まれ変わったパパを信じたい」と言ったとき、私は一番つらかったです。もしかしたら子供たちがパパの方に行ってしまうのではないかという恐怖がありました。

私は子供たちにこう言いました。「ママはもうパパと一緒にはいられない。パパは今、元の暮らしがしたい一心で優しくしてくれるけど、元の暮らしに戻ったらまたあなた達を殴ったり怒鳴ったりするよ。信じたい気持ちはわかるけど、今のパパは偽物だとママは思う。」これを伝えることで、子供たちは傷つき、私は深く後悔しましたが、真実を伝えることが最も重要だと感じました。

6. 夫の監視と引っ越し

その後、夫は私のいない間に家の中を物色し、私の「ありもしない浮気の証拠を探している様子でした。出かけるときには閉めていた扉が開いていることがあり、私はそれに対して深い嫌悪感を抱きました。最終的に、私は別居から一か月後に引っ越しを決意しました。迷いを断ち切り、強行突破で家を出ることにしたのです。


次回予告

今回は、離婚を決意するまでの葛藤や、子供たちにどのように真実を伝えたのかについてお話ししました。
次回は、引っ越し後の生活の変化や、新たな一歩を踏み出した私の心境についてお伝えします。お楽しみに!

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