訪問介護の魅力と挑戦

私は特別養護老人ホームでの施設介護を経験した後、登録ヘルパーとして訪問介護の現場に足を踏み入れました。それまでの施設介護とは異なり、訪問介護では一人で利用者さんの自宅へ伺い、ケアを提供するスタイルです。初めての訪問の日は、期待と不安が入り混じった気持ちでした。

初めての訪問介護

初回訪問の日、事業所の担当者と一緒に利用者さんの自宅へ向かいました。事前にサービス内容や利用者さんの人となりを情報収集し、担当者に物品の場所や実際のケアを教えてもらい、ついに一人立ち!!しかし、いざ一人で訪問するようになると、利用者さん一人ひとりのニーズや生活環境に合わせた対応が求められ、最初は戸惑うことも多かったです。一人で勝手に判断せず、サービス提供責任者に確認しながら仕事になれていきました。

利用者さんとの信頼関係

訪問介護の現場では、利用者さんとの信頼関係が何よりも大切です。施設介護と違い、生活の場そのものにお邪魔するため、慎重な配慮が必要でした。特に大切にしていたのは「相手のペースに合わせる」こと。ケアを進める中で、利用者さんが安心して過ごせるよう、まずは笑顔で挨拶し、無理のない範囲で日常会話を楽しむよう心がけました。

訪問介護での学び

訪問介護を通じて学んだのは、利用者さんの生活環境や背景を理解し、その人に合わせた支援をすることの大切さです。施設介護とは異なり、訪問先の環境に合わせた柔軟な対応が求められます。

例えば、ある高齢の利用者さんは「自分でできることはやりたい」と強く希望されていました。最初は介助が必要かと考えていましたが、できる範囲を一緒に確認し、自立を尊重した支援へと切り替えました。その結果、利用者さんの自信が回復し、笑顔が増えたのを見て、自分の支援が役立ったと実感しました。手を出す(助ける)ことが正解ではないと知った瞬間でした。

また、訪問介護は1対1で向き合うため、コミュニケーション力がとても重要です。相手の気持ちを尊重しつつ、適切なサポートができるよう努めました。

サービス提供責任者としての視点

5年ほどヘルパーとして働いた後、サービス提供責任者として働くことになりました。訪問介護のコーディネートを担当する中で、利用者さんやヘルパーさんのサポートがいかに重要かを痛感しました。特に、訪問スケジュールの調整やクレーム対応など、現場での経験が生きた瞬間も多くありました。

サービス提供責任者という立場上、限られた回数の訪問で信頼関係を築き、その後ヘルパーさんへつなぐことが求められました。この経験は、現在のケアマネジャーとしての業務にも生きています。短期間で信頼を得て、適切なサポートへつなぐスキルが、今も私の支えになっています。

まとめ

訪問介護デビューは、施設介護とはまた違う緊張感と達成感がありました。利用者さんの生活に直接関わるという責任感を持ちながら、信頼関係を築くことの難しさややりがいを実感しました。これから訪問介護に挑戦したいと考えている方には、経験を積む中で見えてくる成長を楽しんでほしいと思います。

今ヘルパーしている方、これから一歩踏み出そうとしてるそこの貴方!お困りごと、相談事があればぜひともコメント欄で教えてください。私ができることは全力で力になります!!

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